推薦入試は「逃げ」なのか

塾講師の中には一般入試こそすべて、推薦入試やAO入試は努力から逃げているだけだ、と言い続ける者がいる。

確かに「古い人達の時代」においてはそういう面があったかもしれない。

が、今は違う。特に上位難関校においてはむしろ一般入試より難しく、また狭き門である。

内申点がものをいうとされる高校入試よりさらに厳しい。高校入試は受験学年である中3がメインで、中2・中1があったとして学年末のみ、比率も低い。が、大学推薦の場合は高1からすべての学期、それも全教科で評定平均を出す。入学直後、いや高校入試が終わった入学前からコツコツと努力していないと抜きんでることができない。しかも成績だけでなく、検定などの資格要件が厳しいところも多い。何より当日の面接や小論文など本当の意味での総合力が問われる。

これのどこが努力不足、逃げだというのだろうか。

挙句、中には「新手の裏口入学」などとのたまう輩もいる。アホかと。

以下は、早稲田大学の前総長 鎌田薫氏に対するインタビューである。平成27年7月11日(土)に開催された「早稲田大学地域交流フォーラムin宮崎」での話であるからつい最近だ。

なお、全文は以下を参照にしてほしい。

弊塾は中学入試・高校入試がメインの塾だが、志望校を決めるにあたって「指定校推薦が多い学校」を希望するご家庭もいらっしゃる。

その際、指定校推薦の実情、それは中堅校においては余った枠であることが多く指定校の数イコール大学進学のし易さではないということと、何より推薦入試はある意味一般入試より厳しいということを徹底的に話す。親世代だと一般入試がダメなら推薦でと考える人が多いが、もうそんな時代ではないのだ。

今後ますますAIが発達し、点数だけでは測れない側面に重きがおかれる。コミュニケーション能力はその最たるものだ。また、コツコツと努力を続けるその姿勢こそ、社会に出て必要不可欠とされる人材なのではないだろうか。

AOや推薦で突破した子たちを見ればわかる。まさに「才能」と「努力」が融合した、これからの社会を創り上げていく新しい世代の子なんだと。

今どきAO入試や推薦入試が一般入試よりも劣る、いや逃げだの新手の裏口入学だと子供達の努力を踏みにじるような発言をする塾講師は、自らの勉強不足を露呈しているだけに過ぎない化石のような存在だ。謙虚さのかけらもなく、また柔軟性を欠く凝り固まったその考えこそ、今後の社会で絶滅していくであろう。

https://sagamihara.keishoseminar.com/

投稿者: keishoseminar

中学受験・高校受験「慶翔ゼミナール」 相模原市中央区相模原2-12-21 JR相模原駅 南口から徒歩5分、住宅街にある学習塾です。 自宅1階を改装し、妻と2人で全塾生を指導します。 今年で開塾18年目となります。朝塾、やっています。

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2件のコメント

  1. 推薦入試が逃げだとは
    思いませんが…
    学校側の採点ミスからは
    逃れられるような気が
    します。
    採点者がバイトって、学生
    とかって、不安しかありま
    せん。
    話、そらしてスミマセン。

    1. コメント、有難うございます。
      採点について各所で議論沸騰してますね。
      志望校選定に比重を占める模試の採点は昔からバイトです。
      採点ミスは先生達がやる高校入試でも多発してます。多忙な先生達だからミスるのかもしれませんね。

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