ラグビー、もう一つの面

ツイッターではラグビーの素晴らしさをツイートしているが、こちらではその裏に隠れた面を少しだけ。

ラグビー強豪国にはある共通項がある。現在の世界ランキング(常に変動する/日本は先日の快勝で8位となった)のトップ6は、1位ニュージーランド・2位ウェールズ・3位イングランド、そして4位にアイルランド、5位は南アフリカ共和国、6位がオーストラリアだ。

いずれもイギリス連邦である(アイルランドは元加盟国だが)。 付け加えれば、フィジーもトンガも、そして日本が次に対戦するサモアもまたそうである。

別の言い方をすればイギリスの4つのカントリーをのぞけば植民地でもあるのだ。小・中学生のみんなはぜひこれらの国の国旗を見比べてほしい。何かに気付くはずだ。

ラグビーが発展したのは19世紀後半。まさにイギリスで産業革命が起き、大英帝国全盛期と重なる。

それまでラグビーを、ただ単に肉体と肉体のぶつかり合いだと思っていた人も今回のW杯を見て、こんなにも紳士的かつフェアなスポーツだったのかと認識を改めた人も多いのでないだろうか。

まさにそれなのだ。

植民地支配における人材育成の一環としてラグビーは広められた。まだ未開の土地だった植民地の人材を、強くそして規律あるチームの一員として育てるにはうってつけのスポーツだったのである。また、ラグビーでは審判は絶対である。その伝統が生まれた背景もこのあたりにヒントがありそうだ。そういう見方をすると、また違った一面が感じられて興味深い。

付け加えるならば、なぜに国籍を持たないものが代表になれるのか。それは植民地においてイギリス人が試合に出られるようにしたのが起源だ、という説もある。

だからといってラグビーの魅力が失われるわけではない。ぜひ、日本戦以外も観戦してほしいと思う。

なお、ラグビーで使われる「One for all, All for one」(ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために)のもともとの出典は、あのダルタニヤンが活躍する、有名な アレクサンドル・デュマ・ペール著「三銃士」だ。日本以外ではこの言葉はあまり使われていないというのも面白い。

歴史はいろいろなことを教えてくれる。

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投稿者: keishoseminar

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