「模試の勉強ってどうすればいいんですか?」→それはね・・・。

本日、第4回「神奈川全県模試」です。

さて、模試を前にすると生徒から「模試の勉強ってしていなんですけど、どうすればいいでしょうか」という質問が出てくる。親からも「模試なんだから勉強しなさい」と言われることもあるというし、保護者から直接「模試に対してはどんな対策をすればいいでしょうか」と問われることも少なくない。一方で、小学生の受験コースからはあまり聞かない。

それに対する私の回答は決まって「今まで通り。特に模試だからって意識することなく、塾でやっている日頃の姿勢で臨むべし」で終わる。別の言い方をすれば、日々の学習そのものが模試対策、いや入試対策でもある。

が、それでは身も蓋もないのでもう少しお付き合いを。

これらの質問に中学生の「勉強観」がにじみ出ているのかもしれない。定期テスト対策がいわゆる「勉強」なんだろう。試験範囲があり、学校の先生つまり出題者が授業で話したことをなぞる。確かにそれも大切なことだ。

がしかし、それだけが勉強じゃないし、むしろそうではないことのほうが多い。入試は範囲があるようでないものだし(厳密にいえばあるのだが定期テストとは比較ならないくらい広い)、出題者から事前にここが出るよとは誰も教えてくれない。むしろ、近年は今までの傾向とはあえて違った出題も増えてきた。特色検査や適性検査などはその凝り固まった頭と行動では太刀打ちできないだろう。定期テスト対策も必要ではあるが、一方で弊害もある。その違いを理解することはとても大切なことだと思う。

現時点での実力把握や弱点発見、定点観測、入試形式や会場の雰囲気・時間配分への慣れ、そしてもちろん志望校判定と様々な意味合いがあり、模試を受ける時期によってもそれらの強弱はあるが、特に今の時期に意識してほしいのは「アウトプットつまり答案作成能力」の向上だ。

どうしても普段は知識や解法を自分の中に入れることが多くなる。いわゆる「授業」を受けるときの大半はその時間だ。しかし、その頭の中を外に出さなきゃ誰も採点、つまり判断できない。どんなに素晴らしいプレーヤーとアンプを持っていてもスピーカーがショボければいい音は届かない。

わかることも大事だし、できることも大事だ。

それを測る絶好の機会が模試の時間だ。今まで蓄えていたことを出す。頭の中の引き出しのどの部分を開ければいいか、どことどこを繋げればいいか、そして、それを学生の君達は鉛筆一本で表現しなければならない。

それを修正・増強していくのが日々の勉強なのだ。

なお、模試の後のやり直しは必須だが、全問やる必要はない。定期テストは1点でも多くとることが目標だが、入試は合格ラインの点数に届くことが目標だ。そしてそれは志望校と一人ひとりの得手不得手によって異なる。ただし、ここを自己判断だけでやってしまうことはとてもとてもとても、大切なのでもう一回、とても危険だ。必ず私達のアドバイスに従ってほしい。塾の利用価値の一つである。

大横綱であった双葉山関は私が生まれる前にお亡くなりになっているのでその相撲は知らないが、彼の言葉はとても印象的だ。

「稽古は本場所のごとく、本場所は稽古のごとく」

スポーツでも演奏でも、そして勉強でも「練習は本番のように、本番は練習のように」こそ最も大切な心構えであり、その心を持って臨むことこそが最良の「対策」だと私は思う。

https://sagamihara.keishoseminar.com/

投稿者: keishoseminar

中学受験・高校受験「慶翔ゼミナール」 相模原市中央区相模原2-12-21 JR相模原駅 南口から徒歩5分、住宅街にある学習塾です。 自宅1階を改装し、妻と2人で全塾生を指導します。 今年で開塾18年目となります。朝塾、やっています。

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